河井案里被告が議員辞職で広島補選はどうなる?岸田氏は9月総裁選への弾みに

2021年02月04日 11時30分

議員辞職した河井案里被告

 2019年の参院選広島選挙区の買収事件で公職選挙法違反の罪に問われ、有罪判決が出た河井案里被告(47)が3日、議員を辞職。同被告は自民党を離党しており、4月25日に行われる補選の行方が注目される。

 買収の意図を否定し、無罪を主張してきた案里氏だが、4日の期限を前に控訴を断念。広島高裁に提起された当選無効などの訴えについても、争わないなどとするコメントを出した。

 これにより、補選の実施も決定。注目されるのは自民党の対応だ。

 そもそも案里被告の選挙戦は、自民党岸田派の溝手顕正前参院議員を落選させようと、当時の安倍晋三前首相と二階俊博幹事長が主導し「保守分裂選挙」として話題を集めた。菅義偉首相(当時官房長官)も案里被告の応援に入った。

「当時、河井夫婦の党執行部とのベッタリぶりは異様でしたよ。その裏で夫の克行被告(元法相、公選法違反で公判中)は案里被告の選挙戦で、広島県議や市議などに票の取りまとめをしていたんですからね。案里被告の選挙にタッチしていない自民党議員たちにも迷惑な話ですよ」(自民党秘書)

 4月25日には、衆院北海道2区、参院長野選挙区の補選も行われる。

 永田町関係者は「去年の総裁選で菅首相に負けた宏池会の岸田文雄会長は、本拠地の広島で地盤を固めたいはずです。岸田氏は補選を弾みに、9月の総裁選で菅首相に戦いを挑むでしょう」と話している。

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