「GoToトラベル」一部停止でも対象エリアの細分化で〝抜け道〟

2020年11月24日 12時16分

人手が急増した(写真はイメージ)

 新型コロナウイルスの第3波到来で、全国で感染拡大が止まらない中、政府は観光支援キャンペーン「GoToトラベル」の見直しを決めた。対象となる地域を既に予約していた場合、キャンセル料金や割引はどうなるのか?

 過去最多の感染者数を更新した札幌市や大阪市ではGoToの対象から外すよう調整に入った。GoToでは宿泊の場合、通常料金から35%が割引され、15%が地域共通クーポンとして配布される。実質半額で宿泊できるとあって、人気を博していた。

 政府はコロナ感染拡大を受け、GoTo停止対象は都道府県単位ではなく、地域を細かく設定する。

 焦点となっていたのは既に予約済みの扱いだ。政府は予約済み分も割引を適用せずに通常料金とすることで、解約を促す方針。またその際、キャンセル料金は発生しないようにし、旅行会社や宿泊施設に損失が出た場合は国が補てんする方針だ。

 たとえば、札幌・ススキノの某ホテルの場合、宿泊料金2万5000円に対し、GoToで8750円が割引、地域共通クーポンが4000円分発行される。停止が決まった場合は、この割引分やクーポンの1万2750円相当がなくなることになる。

 お得感はゼロとなるため、停止対象エリアへの宿泊客は激減が予想されるが、地域が細分化されたことが抜け道にも。札幌の場合は、隣接する小樽市や苫小牧市、大阪の場合は東大阪市や豊中市などは対象外となるため、大都市への“ベッドタウン”として、宿泊客の需要が高まる可能性もある。

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