米大統領選で投票所襲撃計画 トランプ熱烈信者「Qアノン」が関与か

2020年11月07日 16時00分

苦境のトランプ氏(ロイター)

 あの“ネトウヨ集団”が関与か――。

 米大統領選の開票が続く激戦州、東部ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアの開票所前では6日も、共和党のトランプ大統領(74)と民主党のバイデン前副大統領(77)双方の支持者らがニラみ合いを続けた。

 地元警察は5日、銃で武装してこの開票所の襲撃を計画したトランプ氏支持者とみられる男らを拘束。車内から別の銃も押収した。詳しい身元などは不明だが、南部バージニア州からフィラデルフィア入りした。男らが殺傷能力の高いAR15型ライフル銃の部品や大量の弾薬を購入したことも確認されたという。

 開票所の数ブロック先の路上に残された男らの大型車の車内には、トランプ氏の名前入りの衣類や、同氏が悪魔崇拝の小児性愛者らと闘っていると主張する過激な陰謀論勢力「Qアノン」のロゴ入り帽子が残されていた。窓にはQアノンのステッカーも貼られていた。地元メディアが伝えた。

 Qアノンは極右の保守勢力で、信者は少なくとも数十万人以上。トランプ氏を熱狂的に信奉している。

 Qアノンについて本紙は先月24日、大統領選でトランプ氏が敗北すれば“暴走”しかねないと指摘したが、早くも開票中の段階で懸念が現実になったか。

 苦境に立たされた当のトランプ氏は選対を通じた声明で「絶対にあきらめない」と強調。郵便投票の有効性を念頭に「あらゆる法的観点」から追及するとし、裁判で徹底的に争う考えを示した。

 当選を確信しているバイデン氏サイドは、すでに同氏の警護を担当する人員の配置を増やしているが、トランプ氏、Qアノンら支持者はしつこいまでに徹底抗戦を続けている。

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