「都知事選独走」舛添氏の演説に人が集まらない理由

2014年02月08日 09時30分

独走する舛添氏だが、聴衆はこれだけ

 東京都知事選(9日投開票)で、舛添要一元厚労相(65)が世論調査で独走している。大手マスコミの世論調査でもどこも舛添氏有利で、2位とダブルスコア以上の差だ。もはや独走状態だが、街頭演説では全く違う状況だから不思議だ。

 複数の世論調査のデータを示しながら永田町関係者が言う。

「舛添氏が圧倒している。田母神(俊雄)氏も4番手とはいえ、伸びている。一方で細川(護熙)氏は宇都宮(健児)氏に追い付かれている」。投票先を決めていない有権者の判断によってはまだまだ分からない。とはいえ、数字上は舛添氏の支持が突出している。

 ところが、各陣営の街頭演説では、世論調査とは逆で舛添氏に集まる聴衆が少ない。5日に行われた東京・聖蹟桜ヶ丘駅前の演説では100人もいなかった。繁華街ではないとはいえ、世論調査で独走しているのだから、もっといそうなもの。実は繁華街でも他陣営に聴衆の数で劣っていることが多い。世論調査が間違っているのか。

 自民党関係者は「街頭演説において聴衆の数は参考になりません。都知事選では細川氏が一番多いのでしょうが、それは小泉(純一郎)氏目当てでしょ。しかも『久しぶりに小泉さんを見たい』という人ばかり。政策に共感しているかは別で、聴衆の数が票につながるわけではないのです」と指摘する。

「舛添氏には都議や区議が付き添っていますが、彼らが支持者に動員をかけるのは、応援弁士が来るときくらい。動員も結構大変で、聴きに来てくれた人に借りを作ってしまう。勝つと分かり切っている選挙で、そんなことをする必要はありません」(前出の関係者)

 余裕だからこそ動員をかけないというのだが、足をすくわれる事態にならなければいいが…。