「政界パーティー」オンライン生配信の落とし穴 失言流出、タダ見被害が!?

2020年10月09日 11時30分

二階幹事長

 失言流出やタダ見被害が出てきそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政界でも政治資金パーティーを控えてきたが、新規感染者が減少してきた9月から開催するケースが増えてきた。

 自民党では石破、細田、岸田の各派が9月に開催。それに続いて二階俊博幹事長(81)率いる二階派も、7日にパーティーを都内のホテルで開いた。会費は2万円。

 パーティーでは会長の二階氏のほか、同氏と急接近して蜜月関係といわれている菅義偉首相、小池百合子東京都知事らが壇上であいさつした。

 新型コロナ禍で政治資金パーティーも様変わりした。

 二階派のパーティーでは、ビュッフェや弁当は提供されず、3密を避けるため名刺交換もNGとされた。

「要は講演を聞くだけで2万円。高いですよ。芸能人のディナーショーかと思いました」(永田町関係者)

 また、会費を払ったものの会場に行けなかった関係者向け限定で、パーティーの模様をオンラインで生配信。これは、パーティーの案内用紙に記載されたQRコードをスマホで読み込むと、パーティーをオンライン視聴できるようになっており、画期的な試みだ。延べ50人が視聴した。ただ、問題はなくもない。

「二階氏のパーティーの案内用紙が永田町関係者や芸能関係者の間で出回り、会費を払ってなくても案内用紙のQRコードを読み取れば視聴できたんです。いわゆる“タダ見”ですね」(同)

 かねてパーティーではあいさつした議員がリップサービスしすぎて、失言するケースも少なくない。

「パーティーをオンラインで配信すると、あいさつで失言があった時に、それを録画していた視聴者がわざとネット上へ流出させる危険性もあります」(同)

 便利なオンラインにも落とし穴はある。