〝天下を取り損ねた男〟岸田文雄氏 派閥分裂&抗争激化のダブル受難!

2020年10月06日 11時26分

岸田氏

 自民党の岸田文雄前政調会長(63)が、自身が率いる岸田派(宏池会)分裂の危機と、次期衆院選をめぐる派閥抗争のダブルパンチに見舞われている。

 来年9月の総裁選に再チャレンジを目指す岸田氏は、5日に都内で開いたパーティーで、池田勇人元首相が創設した最も古い派閥・宏池会の流れをくむ麻生派、谷垣グループとともに再結集する「大宏池会」プランをぶちまけた。

 ところが、これに先立ち毎年同パーティーに出席していた同派名誉会長の古賀誠元幹事長(80)は欠席。名誉会長の辞意を岸田氏に伝えたことが判明した。岸田氏にとっては想定外の屈辱だ。

 党内では古賀氏と麻生太郎財務相(80)は“犬猿の仲”と呼ばれる。岸田氏が総裁ポスト欲しさに麻生氏に急接近すれば、古賀氏との関係に悪影響を及ぼすのは必至とみられていた。

「岸田派47人の中には古賀シンパが大勢います。古賀氏の辞意が本当なら今後、岸田派の分裂が予想されます」(自民党関係者)

 さらに同派所属で元防衛相の林芳正参院議員(59)は、次期衆院選で衆院山口3区に“鞍替え”を模索している。これが二階俊博幹事長(81)の耳に入り、「売られたケンカ、受けて立つ」とけん制される騒動となった。

 同選挙区は二階派の河村建夫元官房長官(77)が現職。二階氏は「林氏の鞍替えを封じ込める狙いから、党内抗争を予告した」といわれている。

「林氏は同選挙区に後援会事務所を設置しています。二階氏は林氏が鞍替えするなら、除名も辞さない覚悟。それでも林氏が無所属で出馬すれば保守分裂です」(同)

 ちなみに菅義偉首相(71)は、内閣記者会のインタビューを理由にパーティーを欠席した。政界関係者は「出るに足らないと判断したからでしょう。先の総裁選で古賀氏はいち早く岸田氏でなく、菅首相を支持しましたしね。前代未聞でした」。

 派閥のゴタゴタには関わりたくないようだ。