〝アンジャ児嶋似〟の新首相補佐官 共同通信出身・柿崎氏に映画出演の過去

2020年09月29日 21時09分

 政府が29日の閣議で、首相補佐官に異例の抜てきをした共同通信社の元論説副委員長、柿崎明二氏(59)が注目を集めている。

 国会議員を経ずに報道機関出身者が同補佐官に就任するのは初。加藤官房長官は「幅広い知識と経験を有しており、補佐官として適任だと菅首相が判断した。政策全般について評価や検証、改善すべき点について、必要に応じて菅首相に進言や意見具申などを行ってもらう」とした。

 柿崎氏は菅首相と同じ秋田県出身。早大卒業後、毎日新聞社に入社し、1988年に共同通信社に転職した。首相官邸や外務省、厚生省、与野党などの担当記者を経て、2011年に編集委員、13年に論説委員。今月30日に退社し、10月1日から同補佐官を務める。

「政治記者として菅首相とは四半世紀の付き合いで、同じ秋田の原風景を知る人物で気心も知れているので、菅首相にとっては心のやすらぎ的な存在。過去には菅さんのスピーチ原稿をチェックしていたこともある。相手が菅さんでも言いたいことは言ってきた性格だから、菅首相にとっては自分を客観的に批判してくれる人物として抜てきし、世論やイメージ戦略も聞くことになるでしょう」とは永田町関係者。

 社会部時代はゼネコン談合事件やオウム真理教事件、政治部では組閣など人事情報などをスクープ。最近は複数のワイドショーのコメンテーターを務め、気さくな人柄が視聴者に知られている。

「学生時代には映画『青春の門』のボクシングジム生役で出演している。ドラマ『半沢直樹』に政治家秘書役として出演したアンジャッシュ児嶋一哉に似ているのも話題になるかも」(知人)

 さらに〝陰の仕事〟も期待されている。

「酒とカラオケ、オヤジギャグが大好きで、野党のトップともバカ騒ぎする仲。菅首相はそれも知っており、国会運営上、野党との密使的な役割をやらせるともみられています」(永田町関係者)

 どんな手腕を発揮するか、期待したい。