都知事選(23日告示、2月9日投開票)への出馬が取りざたされていた前宮崎県知事の東国原英夫前衆院議員(56)が10日、「(都知事選に)出るつもりも、予定も計画もない」と従来通りの言い回しで否定した。

 昨年12月、猪瀬前都知事問題の真っただ中で議員辞職した東国原氏は出馬のチャンスをうかがってきたが、ここ数日の情勢を見て不出馬を決めたようだ。「もともと来年の宮崎県知事選への出戻りを視野に(議員を)辞めたようですが、都知事選が転がり込んできたから悩まざるを得なかった。メンバー次第でしょうが、キャラがかぶる舛添要一氏が出馬を決め、細川護熙元首相まで出てこられたら勝ち目は薄い」(永田町関係者)

 ただ、完全に芽が消えたわけではなく「出馬しないのか」と問いただされると「しないというか計画も予定もない」と“不出馬”の3文字を自ら使うことはなかった。

 年末から都知事選候補者に挙げられ、テレビ各局が自主規制で出演を見合わせていたが、この日、幕張メッセで行われたオートサロンのイベントに登場した東国原氏は久々の表舞台に口は滑らか。ミニスカポリスとパトカーに囲まれ「何回か乗ったことがありますね。いろんな事情がありました」と過去の淫行騒動や襲撃事件を思い起こさせる脱線トークまで行った。「もう時効ですけど師匠(ビートたけし)の運転手を務めていた時に3回くらいスピード違反で捕まっている」とあっけらかんと告白した。

 さらにミニスカポリスのコスプレの話題では「コスプレといえば橋下(徹大阪市長・日本維新の会共同代表)さんでしょ。僕はSMの格好をよくしていた」と会場がドン引きする下ネタも披露。「今年の目標は結婚ですね。できたら復縁したい。56歳で老後のことを考えると寂しい」と、ウソか本気か前妻の女優かとうかず子(55)との再婚を真面目に訴えてもいた。