自民は細川元首相と小泉元首相の合体を警戒

2014年01月12日 08時00分

細川護熙元首相

 細川護熙元首相(75)が東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)への立候補を検討していることが9日、分かった。関係者によると「脱原発」を前面に打ち出す方向で、同じ考えの小泉純一郎元首相(72)との連携を模索しており“細川・小泉タッグ”が実現する可能性が出てきた。

 細川氏の妻の佳代子さんは9日、「真面目にどうするか考え始めた。(出馬は)半々だ。数日後には結論が出ると思う」と都内で共同通信の取材に答えた。細川氏は立候補する場合には政党の公認や推薦を得ず、無所属で臨む意向とみられる。

 脱原発を唱える小泉氏が細川氏の支援に回れば、自民党内や同党支持層の亀裂を引き起こす可能性がある。脱原発は民主党や生活の党など野党の結集軸にもなり得るだけに、細川氏の出馬は選挙戦の構図に大きく影響しそうだ。

 都議会自民党はこの日、舛添要一元厚生労働相(65)を支援する方針を決定。公明党も舛添氏を支援する方向で検討を進めている。自公にとっては、細川氏の出馬は脅威となりそうだ。

 自民党関係者は「本当に細川・小泉タッグで出てくれば、これまでダントツ人気だった舛添氏の楽勝ムードががらりと変わる。小泉氏の脱原発思想はもはや自民党本部ではコントロール不能なうえ、かつての小泉人気が再燃すれば、自民党にとってはかなりマズい」と警戒している。

 民主党は同日の都連選対会議で、細川氏を最有力候補と位置付ける方針で一致。舛添氏を推す声が高まっていたが、戦略を練り直すことになった。ただ、細川氏が立候補しない場合には舛添氏を支援する方向だ。

 自主投票を決めた日本維新の会内でも、かつて細川氏が率いた旧日本新党出身の国会議員らに「立候補するなら個人的に支援する」と待望論が広がっており、小泉氏の後押しが決まれば“大本命”にもなりかねない。