12・6「菅バースデー総選挙」濃厚も…よみがえる“麻生内閣の悪夢”

2020年09月24日 11時30分

菅義偉首相(左)と麻生太郎氏

 麻生サンとどこか似てきたのか? 菅新内閣が発足し、各社の世論調査では支持率70%前後の好発進となった。永田町の関心は、菅義偉首相(71)がいつ解散総選挙に踏み切るのかの一点。年内を逃せば「麻生内閣の悪夢がよみがえる」との声も出ている。

 その地味な顔触れから「選挙は戦えない」と党内から心配の声も上がった菅内閣だが、支持率は軒並み高く、読売新聞の世論調査では歴代3位となる74%を記録した。

 こうなると「一刻でも早く選挙を」というのが自民党の議員の願いだ。この4連休は選挙区に戻り、支持者回りや街頭活動に奔走した議員が多かったのも当然。国会日程も動きだした。自民党幹部は公明党と協議し、来月下旬に臨時国会を召集する方針を確認した。

 党関係者は「濃厚となっているのは、11月29日か12月6日の投開票。特に12月6日は菅首相の72歳の誕生日で、バースデー選挙となる。一方で、菅首相は周囲の裏をかきたいタイプ。解散風に『コロナ対策を最優先にしたい』と発言していたが当初噂された10月25日投開票や、11月1日の大阪都構想の住民投票とのダブル選は事実上、消えた。本当に解散を後回しにしてしまうかもしれない」と指摘する。

 党内で、苦い思い出がよみがえるのは麻生内閣だ。発足当初は50%近くと福田前内閣よりも高い支持率で、解散が確実視されていたが、首相になった麻生氏はリーマンショックでの景気対策が急務とし、解散カードを切れずじまい。自身の漢字読み間違えや閣僚の相次ぐゴタゴタで、支持率は下降の一途、1年後に政権交代を許した。

「菅首相は麻生内閣で党の選対副委員長で、解散に反対し続けた張本人。2度目の失敗はないと信じたいですが元来、慎重なタイプですからね…。来年になるともう支持率は読めない。これ以上、上がることはなく、あとは下がるだけなのが常ですが…」(前出関係者)

“仕事師内閣”は本当に仕事を優先してしまうのだろうか。