三原じゅん子氏の厚労副大臣抜擢のウラ 菅政権の深刻な〝女性人材難〟

2020年09月19日 06時15分

三原じゅん子議員(左)と菅首相

 菅義偉首相(71)が三原じゅん子氏(56)を厚生労働副大臣に抜擢した背景として、自民党内の深刻な〝女性議員不足〟が浮き彫りになっている。

 菅内閣は18日の閣議で副大臣25人、政務官27人の人事を発表。参議院で厚労委員長を務めたことが評価された三原氏は「不妊治療、お子さんの助成など、私自身もがんサバイバーで、厚生労働行政でやることがたくさんあります」と意気込みを語った。

 自民党関係者は「初入閣はお預けになりましたが、菅首相に気に入られていました」と話す。

 菅首相は今度の副大臣ポストで、無派閥から三原氏と藤井比早之内閣府副大臣(49)、熊田裕通総務副大臣(56)の3人を起用した。

「無派閥からの副大臣は熱烈な〝菅チルドレン〟の面々です。総裁選で菅首相を応援した論功行賞でしょう」(自民党議員)

 女性副大臣は三原氏のほか、麻生派の「テレビ岩手」アナウンサーだった高橋比奈子文科副大臣(62)、岸田派の堀内詔子環境副大臣(54)の3人。

 菅首相は組閣前に「仕事のできる人を入閣させたい」と公言したが、フタを開けると女性議員の登用が少ないことが指摘されている。

 女性閣僚は上川陽子法務相(67)が再任、橋本聖子五輪担当相(55)が留任の2人だけ。ちまたで「女性活躍」が話題を集めてから、組閣や内閣改造の度に注目を集める女性ポストがなぜ少なかったのか。

 自民党議員は「菅首相が今度の布陣にした背景には、党内で大臣や副大臣に見合った経験を持つ女性議員が少なかったからです。衆院選挙区は男性議員で埋まっており、新しい女性候補者が出馬できる状況じゃありません。党は女性候補者の募集に力を入れていますが、まだまだ時間を要します」と明かしている。