加藤厚労相が推進も医療関係者からNG コロナ接触アプリの残念スペック

2020年06月20日 16時00分

 理想とは程遠い!?

 新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」が19日から運用を開始している。

 韓国や台湾などではすでに導入されており、日本は後発。COCOAのアプリをダウンロードした人同士が15分以上、1メートル以内に近づいた状態で一緒にいると、互いの情報が交換される。

 仮に利用者が新型コロナに感染した場合、その旨をアプリに登録すると、相手に濃厚接触の可能性があると通知が飛ぶ仕組みだ。

 とはいえ課題は山積。全国民の6割がインストールして、初めて感染拡大抑止に効果があるとの研究結果もある。日本の人口は約1億2500万人なので、7500万人がダウンロードしないといけない計算だ。

 全国に2000万~3000万人いるとされるガラケーユーザーは、アプリをダウンロードすることができずカヤの外。何より新型コロナの陽性登録は自己申告というから、ハードルが高い。

「自分で『私はコロナです』という情報を発信するわけですからね。慎重になる人もいるのでは? 反対にコロナに感染していないのに、うその申告をしてパニックを起こそうとするやからが出てもおかしくない」とは医療関係者。

 このほか、COCOAを使用するには近距離無線通信技術「Bluetooth」を常時オンにしなければならないことや、アプリストアで検索する際にCOCOAではなく「接触確認アプリ」などとしないと見つからないこともネックになりそうだ。

 同アプリの導入を推進したのは、加藤勝信厚労相。前出の医療関係者は「こんな仕様で果たして効果はあるのか。アベノマスクしかり、税金の使い道はきちんと考えてほしい」と憤る。

 1年後には「無用の長物」扱いされていそうだ。