須藤元気参院議員 「立民離党」の背景に都知事選独自候補見送り

2020年06月18日 16時00分

離党報告で号泣した須藤氏

 総合格闘家の須藤元気参院議員(42)が都知事選挙で、れいわ新選組の山本太郎代表への支援を自身のツイッターに投稿し、立憲民主党を離党するとした騒動に党内が大きく揺れている。

 須藤氏は17日に国会内で行った緊急会見で、同党の福山哲郎幹事長に離党届を提出した理由を号泣しながら訴えた。

「福山氏に山本太郎氏の応援を取り下げろと言われました。ぼくは立民シンパですが、経済対策は山本氏の消費税5%削減に賛成で譲れません。本当に悔しいです!」

 須藤氏は都知事選で山本氏の応援演説に参加することは否定したが、今後は無所属で議員活動を続けていくという。

 立民は都知事選で元日弁連会長の宇都宮健児氏の支援を決めている。須藤氏の反党行為は枝野幸男代表をはじめ、党幹部によって処分が決められる。

「須藤氏は来週以降の常任幹事会で除名相当の処分が話し合われるでしょう。立民の名を借りて格闘家から政治家になれたというのに…。都知事選の告示直前に離党(表明)し、党に多大な迷惑をかけた」(立民関係者)

 一方、立民内には須藤氏同様、都知事選で山本氏を支援する“反旗”の動きが出てきている。

「同僚で山本氏を支援する議員は多数います。三多摩地区の立民東京都連支部の中にも、山本氏を支援する党員がいます」(立民参院議員)

 なぜ山本氏を支持する輪が広がるのか。その理由は枝野執行部が独自候補者の擁立を見送った不満が背景にあるからだ。

「福山幹事長は都知事選に独自候補を出す、と公言していたのに断念した。立民は4月に支持率で野党第1党を日本維新の会に明け渡しています。枝野体制の責任は重い。党幹部はいまだに『1年生議員は発言するな!』というムードを醸す。須藤氏が離党(表明)した気持ちも理解できます」(同)

 今年3月には山尾志桜里衆院議員が離党した。枝野体制は都知事選の結果次第で、大きな混乱が予想される。