自民ドタバタ続きの“問題議員”たち 河井夫妻離党、菅原氏謝罪も…

2020年06月17日 16時00分

 国会会期末を前に、自民党の“問題議員”たちの動きが慌ただしくなっている。

 河井克行前法相(57)と妻の案里参院議員(46)は、案里氏が初当選した昨年7月の参院選を巡る公選法違反事件に絡み、離党する意向を固めた。17日にも離党届を提出する。検察当局は同日の国会閉会後に公選法違反(買収)容疑で夫妻を立件する方向で詰めの捜査を進めている。党関係者によると、買収の事実は否定しており、議員辞職の考えはないという。

 案里氏を巡っては、公設秘書の立道浩被告が16日、別の公選法違反事件で広島地裁から懲役1年6月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡された。車上運動員に違法な報酬を支払ったとされ、有罪が確定すれば連座制適用により案里氏は当選無効となり、失職する可能性が高まった。

 夫妻は参院選前、100人前後に計2000万円を超える現金を渡した疑いがあるとされる。検察当局は国会閉会を待ち、18日にも夫妻から事情聴取する方針。これまでも複数回にわたって任意で聴取してきた。立件に向けた捜査は最終段階を迎えたもようだ。

 同じ自民党議員ではこの日、公設秘書が地元の有権者に香典などを提供していたことが問題になった前経済産業相の菅原一秀衆院議員(58)が党本部で緊急会見し、公選法違反の認識があったと説明し「深く反省している」と謝罪した。違法性の認識を自ら認めたのは初めて。香典などの提供は2017~19年、1年当たり30万円前後あったという。「原点に戻って精進する」と述べ、議員辞職は否定した。

 菅原氏は「離党はしません」と断言。河井夫妻が離党の意向を固めたことについては「私がとやかく言える立場ではありません」。自身については「今後は一兵卒として精進していきます」とした。