立民・枝野氏 都議補選に“筆談ホステス”も都知事選候補者選びには大苦戦

2020年05月28日 16時00分

枝野幸男代表

 東京都議会議員補欠選挙(6月26日告示、7月5日投開票)の北区選挙区候補として“筆談ホステス”として知られる斉藤里恵氏(36)を正式に公認した立憲民主党(枝野幸男代表)が、都知事選挙の候補者選びに苦戦している。

 自民党は都知事選の告示日が3週間後に迫り、現職の小池百合子都知事を支援する方向で調整している。国民民主党の玉木雄一郎代表も新型コロナ対策の最前線で取り組む小池氏を代えることに反対だ。

 立民の枝野氏は独自候補者の擁立を目指している。都議補選では斉藤氏の北区と大田区に公認候補を出すことはできたが、肝心の都知事選候補は発表できていない。

 福山哲郎幹事長は26日の会見で「私は(候補者発表を)『この日までに』と念頭に置いていません」と話したが、これに党内では「最後は他力本願で、出馬宣言した宇都宮健児氏を応援するのではないか」とあきらめムードが流れている。

 一方、長妻昭選対委員長は、れいわ新選組代表の山本太郎氏を野党統一候補者として擁立したい意向を示していた。

 政界関係者は「渦中の山本氏は都知事選の出馬に関し、見送りを示唆した。立民幹部が会談を申し入れ、山本氏が拒否したのです。理由は、立民が自分たちの選挙区に候補者を立てないよう山本氏にプレッシャーをかけたからだといわれています。そりゃ、立民に腹が立ちますよ」と明かす。

 立民が都知事選に候補者を擁立できなかった場合、枝野氏に対する猛反発が予想される。

「立民は年内に代表選が行われる。規約は菅直人元首相がつくった。野党第1党が都知事選に候補者を擁立できないとなれば“ポスト枝野”を求める声がわき上がるでしょう」と立民議員は話している。