黒川氏の辞職問題で野党追及の矢面 森法相の“おしんキャラ”通用するのか

2020年05月23日 16時00分

 自民党の“美魔女”として知られる森雅子法相が、賭け麻雀で東京高検検事長を辞職した黒川弘務氏の問題で、窮地に追い込まれている。

 森氏は22日の衆院法務委員会で、黒川氏の辞職を受け、安倍晋三首相に進退伺を提出したが、慰留されたことを明かした。

 野党側は黒川氏に賭け麻雀の再調査を行わず、約6000万円の退職金も支払われるとして、猛抗議。来週以降の国会で、黒川氏に関する集中審議を行うよう要求している。

「過去に賭博容疑で芸能人や公務員が摘発されたケースがありました。黒川氏の賭け麻雀はレートが低いうえに単純すぎて事件化ができないとみられていますが、黒川氏の定年を延長した森氏を厳しく追及していきます」(野党議員)

 森氏といえば、貧しい家庭から努力を積み重ねて弁護士になり、政界に進出すると安倍首相から「女性首相候補の一人」と持ち上げられるお気に入りでもある。

 今国会での成立が見送られた検察庁法改正案を巡る国会審議ではこんな場面があった。

「共産党と立憲民主党の男性議員が森氏にすごいけんまくで詰め寄った。マスクもしないで、2人ががなり立てる動画がネットで拡散されていて、黙って耐える森氏の姿がまるで、朝ドラ主人公の“おしん”のようだと話題になった」(与党議員秘書)

 この時は「野党男性議員のパワハラは許されない」と同情されたが、今回の賭け麻雀問題では、森氏に厳しい見方が予想される。

「野党側は国会後半戦で森氏が法務省の役人がつくった答弁を棒読みに終始するなら大臣失格の烙印を押し、再び辞職を要求します」(前出の野党議員)

 ある野党女性議員は「森氏はNHKの国会中継が入ると、自分がいかに映えるかだけを気にしてるように思えて腹が立つことがありますよ」と話す。“おしん”は計算ずくで演じていた可能性もあり、終盤国会攻防戦のキーマンとなりそうだ。