自民・脇氏の「選ぶ人はアホ」は正論か失言か

2013年09月20日 11時00分

 自民党女性議員たちが18日に開いた“女子会”で、あいさつに来た脇雅史参院幹事長(68)が選挙制度改革を語るなかで「(政党が候補者選びをちゃんとしていれば)選ぶ人がアホでも、選ばれる人は立派だ」と言い放った。投票する有権者がアホでも候補者がまともならいいと聞こえる。出席した安倍晋三首相(58)も思わず「アホはちょっと」とツッコミを入れるほどの失言だった。

 この発言から約2時間後、会場から出てきた脇氏は報道陣に囲まれると、持論を語った。

「『選ぶ人がアホ』という話がありましたが…」と聞かれると「こんなこと言ったら申し訳ないけど、現実に我が国は民主党政権を誕生させているわけでしょ。各政党は立派な候補者を選ぶことが大事だという趣旨は明快だった」。「『選ぶ人』とは候補者を選ぶ政党のことか?」には「そういう意味もある。選挙のスタートは候補者選び。それをいいかげんにしておいて、あとは選挙民に任したところで、いくら選挙民が立派でもどうしようもない」と脇氏。

 さらに「『選ぶ人』は有権者ではない?」と問われると墓穴を掘った。

「国民も全員が立派とは思わない。アホもいれば立派な人もいる。発言は問題ないと思っている」

 発言撤回を問われても「撤回は必要ない」と言い放ち、有権者軽視との指摘には「そう取ってもらってもいい。我々は有権者にこびるだけじゃない。有権者は間違うことも、正しいこともある。有権者がすべて絶対だと思い過ぎない方がいい。我々は有権者に選ばれたから言いにくいことだけど。有権者に任せる前提として、候補者をしっかり選ぶべき」。

 自民党関係者が「狙って話している」と指摘するように、本人は党内での候補者選びにおいては正論ととらえているようだ。「選ぶ人=有権者」の判断はいかに。