政治資金パーティー自粛せず再延期 西村“コロナ相”に永田町から疑念の声

2020年05月14日 16時00分

西村氏の政治資金パーティー延期の案内文書(関係者提供)

 新型コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済再生担当相(57)が、政治資金パーティーを再延期したことが分かった。新型コロナが終息していないことを受けたもので、一見すると当然の対応に思われるが、永田町は紛糾。小泉進次郎環境相が政治資金パーティーを中止するなど開催を控える閣僚もおり、西村氏には「再延期してでもやるのか?」と疑念が寄せられている。

 西村氏は3月6日、安倍晋三首相から新型インフルエンザ等対策特別措置法の担当大臣に任命され、同法改正などの対応に日夜奔走。メディア露出が激増し、俳優の舘ひろし似のダンディーなルックスも相まって広く知られるようになった。

 その西村氏は3月16日、東京都千代田区の都市センターホテルで自身の政治資金パーティー(会費2万円)を開催予定だったが、5月12日に延期し、それも再延期したことが分かった。だが、この政治資金パーティーが物議を醸している。

「いまだに続く自粛ムードで政治資金パーティーの取りやめを余儀なくされた議員は少なくない。閣僚でも小泉氏は中止しています。政治資金パーティーは、政治活動する上で必要な軍資金をかき集めるために欠かせないが、西村氏は何とかやりたい意向が透けて見えます」(永田町関係者)

 小泉氏は3月20日に地元・神奈川県横須賀市で開く予定だった政治資金パーティーを新型コロナ感染拡大を防ぐため中止した。中止ではなく延期の西村氏に、疑念の声が寄せられるのも無理はない。

 西村氏の事務所は政治資金パーティーについて「当初予定していた3月16日の特別セミナーについては、毎年の定例セミナーとして、ご案内をしていた。しかしながら、2月28日の総理からの2週間程度の多人数の集まるイベントなどの延期・自粛要請表明を受け、西村事務所と後援会関係者とで相談し、3月16日の定例セミナー延期を決定した」と回答。「その上で、その後の状況を踏まえ、西村事務所と後援会関係者とで再度相談し、再延期させていただいた」とした。