民主党本部で〝鬼ごっこ〟

2012年06月23日 18時00分

 言うだけ番長はチキン野郎だった。野田佳彦首相(55)が目指す「消費税増税関連法案の衆院採決」の期限21日を2日後に控えた19日、またもや民主党はドタバタ騒ぎを演じた。この日に行われた民主党の政調合同会議は強行決着となり、党内の亀裂は決定的となった。前原誠司政調会長(50)は逃げ出し、小沢グループが探し回る。反撃を恐れた前原氏ら執行部はこの日のために安物のスーツを着込み、大量のSPを動員していたという。

 

 午後5時半から党本部で始まった会議は休憩を挟んで、午後10時ごろに終了。2日にわたる議論はあっけない結末を迎えた。出席議員らによると、中山義活衆院議員(67)が「台風も来ているから、明日にまたやりましょう」と議論の延期を提案。それを受ける形で前原氏が話しだし、突然、「私に一任してください」。そう言って逃げるように出て行った。詰め掛けていたのは衆参両院議員約150人。驚いた増税反対派議員が怒号を上げながら詰め寄ったが、賛成派議員に羽交い締めにされ、投げ飛ばされる形になったという。

 

 小沢グループなど反対派議員は前原氏を探して、党本部をウロウロ。ところが前原氏はすでに党本部をあとにしていた。「独裁政治だ」「彼らは自民党に魂を売ったんだよ」「同じ政党の人間とは思えない」「民主党は解党した方がいい」とやり場のない怒りをぶつけていた。