コロナ感染対策で独自路線突き進む小池都知事が小沢一郎氏に似てきた?

2020年04月10日 16時00分

 新型コロナウイルスの感染拡大に備える改正特別措置法(新型コロナ特措法)の緊急事態宣言を受け、東京都の小池百合子知事は9日夜、休業要請の内容を10日に発表して実施すると明らかにした。西村康稔経済再生担当相と内閣府で面会後、報道陣の取材に述べた。都は不調に終わった場合、独自の実施も視野に検討を進めていた。

 都内では感染者が急増して9日に確認された感染者数はこれまでで最多の181人に上っており、速やかな休業要請によって拡大防止を優先させる観点から双方が歩み寄った形となった。小池氏は「危機感を共有し、感染拡大防止の目的に向けた方法論でも共通の認識に達した」と述べた。

 9日も精力的に動き回った小池氏は最近、その政治手腕が、かつて新進党で共闘した「元祖剛腕」国民民主党の小沢一郎衆院議員に「似てきた」と永田町で評判だ。

 政府関係者は「小池氏は政府が緊急事態宣言を発令する前に、業種を決めて休業要請を行う方針案をまとめていた。神奈川県の黒岩祐治知事は『なぜ小池知事がほかの自治体と違うことをやるのか理解できない』と苦言を呈していた」と明かす。

 ほかの自治体と足並みを揃えようとしない小池氏の姿勢は、国会議員時代に新進党、自由党で同じ釜の飯を食った仲として知られる小沢氏と似て「独裁傾向が強い」とささやかれている。

「プライマリーバランス(基礎的財政収支)が黒字の東京都は飲食店などに休業補償できる財源があるが、ほかの自治体の台所事情は苦しい。小池氏の“独走”には付いていけないようだ」(同)

 一方、小沢氏も公式ツイッターを通じて安倍内閣の新型コロナ対策を巡る失政を厳しく批判し、永田町で存在感を示している。

「小池氏はことあるごとに小沢氏と連絡を取っている。昔から『機を見るに敏』の政治家で、いずれは国政復帰する可能性はある。小沢氏にとっても小池氏は必要な存在なのでは」(同)

 2人が再び手を組むこともあるかも?