「和牛商品券」バラマキ政策に自民党内でも賛否

2020年03月26日 16時00分

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う農林業の経済対策として、自民党農林部会が和牛をはじめとする国産牛肉の商品券発行を政府に提言する検討に入ったことが25日、分かった。和牛の消費を喚起し、外食の自粛などによる大幅な需要低下に歯止めをかける狙いだ。

 自民党農林部会は政府の緊急経済対策への提言案に盛り込む方針だが、特定品目に限った商品券には賛否がある。今後、党内で手続きを経る必要があり、調整が難航する可能性もある。

 この「和牛商品券」配布プランを巡り、自民党内は大混乱。賛成派は「現金を配ると消費に使われず、貯蓄に回すことが予想され、景気回復につながらない。和牛商品券なら、一部で換金する人たちが出てきても限定的だ」。一方、反対派からは「正式に和牛商品券に決まったら、農政族の議員が業界団体に忖度したと批判されます。最後まで消費税の減税を訴えていきたい」との声が出た。