河井案里議員“全裸協力”した?のに秘書ら2人起訴で連座制適用失職か

2020年03月25日 16時00分

河井案里氏

 全裸にまでなったのに…。広島地方検察庁が自民党の河井案里参院議員の秘書ら2人を公職選挙法違反の罪で24日、起訴し、議員本人の当選を無効とする連座制の適用に向けて審理を求める「百日裁判」を申し立てた。

 起訴された案里氏の公設第2秘書の立道浩被告と、河井克行前法相の政策秘書・高谷真介被告は、昨年7月の参院選で14人の選挙運動員(ウグイス嬢)に法律の規定を超える報酬を支払い、公職選挙法の運動員買収の罪に問われている。

 案里氏は事務所を通じ「捜査内容の詳細は把握できておらず、刑事裁判の行方を注視したい」とコメントを発表した。

 公選法は連座制適用の可能性がある場合、起訴から100日以内に一審判決を出すように努めると規定されている。立道被告らが今後の刑事裁判で禁錮以上の実刑が確定し、検察が連座制の適用を求める訴えを起こして認められると、案里氏の当選が無効になる。

 自民党議員は「案里氏は国会に出ています。だが談話の発表だけで、いまだ説明責任を果たさないのは大問題です。秘書が有罪となると失職ですが、選挙戦に1億5000万円もの大金を使った責任は重大です」と憤る。

 案里氏は秘書らが逮捕され家宅捜索を受けた直後、党幹部に事情を説明していた。その中で、広島地検の検事から「着ているものを調べさせてもらう」と要請され、案里氏は「その場で裸になった」と党幹部に告白していた。

 自民党関係者は「案里氏の報告は『パフォーマンスではないか』と疑問視されています。捜査に協力すると公言はしていましたが、『大げさに言い過ぎている』と報告の中身が信用されていません」と話している。

“全裸協力”もむなしく、公設秘書が起訴され失職の見方が広がる中、党内に同情の声はなく、孤立を深めている。