東京「ロックダウン」に言及の小池都知事 再選ムードだが選挙活動自粛も

2020年03月24日 16時20分

小池知事

「感染の爆発的な増加を抑え、ロックダウン(都市封鎖)を避けるためにご協力をお願いしたい」

 東京都の小池百合子知事(67)が23日、4月12日までの大規模イベントの自粛継続を呼び掛けた。長く続く自粛への飽きや気の緩みへの警戒心からの発言とみられる。3連休の都内は花見の名所を中心に多くの人出があった。満員電車は時間帯によってはなお解消されず、繁華街も混雑。「もう一度、気を引き締める意味がある」と都関係者は話す。

 小池氏は厚生労働省クラスター対策班による21日時点の試算として「4月8日までに都内で患者が計530人増える可能性がある」と説明。感染が世界中に拡大し、各地のロックダウンに伴って、在留邦人を中心に海外の感染者が入国する懸念があるとした。

 その小池氏を巡っては東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)での再選、続投ムードが高まってきた。

 自民党はこの日、小池氏の再選を支持する方向で最終調整に入った。安倍政権と都政の連携を優先し、小池氏との対立を回避することになる。

 党関係者は「二階俊博幹事長と都連の内田茂最高顧問、高島直樹幹事長が近く都内で会合を開く。この席で二階氏は都連に独自候補の擁立の断念を求めます」と語った。

 とはいえ、小池氏と対立する都連内には異論が残っている。都連は昨年、対抗馬の擁立に向けて候補者選考委員会を設置。ソウル五輪競泳背泳ぎ金メダリストの鈴木大地スポーツ庁長官、大ベストセラー「五体不満足」著者の乙武洋匡氏などが目玉候補者として名前が挙がっていた。都連の議員は「検討はしたが、有力候補が見つかっていません。新たに候補者を選ぶ時間がありません」と肩を落とした。

 小池氏は告示直前の6月開催の都議会第2回定例会あたりで出馬表明するとみられる。都政関係者は「都知事選の焦点は小池都政への是非。新型コロナの大規模感染拡大になった場合、ロックダウンもあり得る状況で、選挙活動の自粛も想定されます」と影響が出そうだ。