枝野執行部批判で立民に離党届 山尾志桜里議員まさかの行き先

2020年03月21日 16時00分

山尾志桜里議員

 新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案(新型コロナウイルス特措法)の採決で反対し、立憲民主党(枝野幸男代表)に離党届を提出した山尾志桜里衆院議員(45)が注目されている。

 山尾氏は同改正案の採決で、党の方針に従わず造反した後「賛成ありきの短い党内議論で、民主的手続きが担保できないのは残念だ」と枝野執行部を批判。離党会見では「反対すると決めて行動した時から、離党という選択肢はあった」とし「国会での議論や立憲主義、民主主義に対する考え方について私と党にギャップがある」と党に三くだり半を突き付けた。

 かつて民進党時代には幹事長に一時内定していたともいわれたが、2017年に週刊文春が男性弁護士とのダブル不倫疑惑を報じ、山尾氏は男女関係を否定したが、その後は要職からは遠ざかった。今年7月の東京都知事選挙では、立民の目玉候補として小池百合子都知事の対抗馬に名前が浮上していたが、離党で出馬の可能性はほぼなくなった。

 今後は特措法で同じく反対した「れいわ新選組」の山本太郎代表との連携もささやかれる。野党関係者は「山尾氏は小学時代、ミュージカルの初代アニー役を務めたことで知られ、元俳優の山本氏と合体なら話題を集める。れいわは東京育ちに支持者が多く、地元育ちの山尾氏は擁立しやすい」と話す。

 東大を出て司法試験合格、検察官を務めた後、当時の民主党代表だった小沢一郎氏にスカウトされて政界入りした山尾氏。立民議員によると「民主党が下野すると『民主党でなく自民党に入っていればよかった』と愚痴をこぼした人」と権力志向は強かったという。

 自民党関係者は「旧民主党からは既に保守系の細野豪志氏や長島昭久氏が自民党(及びその派閥)に入っている。山尾氏は保守というよりリベラルですが、政界は一寸先が闇。急接近してくるかもしれない」と話している。