握手も街頭演説も一切できない…衆院静岡4区補選の行く末

2020年03月18日 16時25分

静岡4区衆院補選で野党統一候補に決まった田中健氏

 自民党の望月義夫元環境相の死去に伴い、来月行われる衆院静岡4区補欠選挙も、異例の選挙戦が展開されそうだ。

 自民党は同補選で、元静岡県議で新人の深沢陽一氏(43)を公認。17日、党本部で会見した二階俊博幹事長は「一大決戦に挑むという気持ちを込めて勝負したい」と意気込みを語った。

 一方、国会内で会見を開いた立憲民主党など野党4党は、元東京都議の無所属新人、田中健氏(42)を野党統一候補にすると発表。立民の福山哲郎幹事長は「補選の焦点は、安倍政権への是非です。補選は4月で新型コロナ感染拡大が心配され、予断を許さない状況です」と話した。

 2017年の衆院選で静岡4区は接戦の末、望月氏が約4万票差で田中氏を破り当選した。

 この補選は、新型コロナウイルスの感染拡大が騒ぎになってから初の国政選挙。コロナ禍は果たしてどんな影響を及ぼすのか?

「14日告示で26日投開票だが、コロナの騒動が終息しているとは思えない。選挙といえば候補者が選挙区をくまなく回り、有権者と握手しまくるのが当然の光景。でも握手からコロナが感染する可能性がないとは言えない。もちろん候補者も、手をアルコール消毒したうえで手袋を着けたりするだろうが、基本的に握手はできないのでは」(同)

 握手以外にも、やれるかどうか微妙なのが、街頭演説だ。

「国がイベントや集会を自粛するよう要請したことを考えると、人を集めて行う街頭演説も難しい。『みなさん、隣の人と離れてください』なんて言うのもおかしいし。こうした状況に、両陣営ともSNSを活用したネット選挙で支持を訴える準備を進めています」(同)

 熊本県知事選(22日)など各地の選挙戦で、握手や遊説を控えるなどの動きがみられる。衆院静岡4区補選も、こうした異例の選挙となるかもしれない。