次期衆院選 れいわ山本代表の奇策は“枝野狩り”

2020年02月18日 16時10分

れいわ新選組の山本太郎代表

 来秋までに行われる次期衆院選で、野党共闘のカギを握るれいわ新選組の山本太郎代表(45)がビックリ仰天となる“枝野狩り”の奇策に出る可能性が出てきた。国民民主党との合流協議が頓挫し、かつ山本氏とは消費税について考えを異にする立憲民主党の枝野幸男代表(55)との直接対決もささやかれる選挙戦術だ。

 衆院選を控え、与野党からその動向に注目を浴びている山本氏の最初の一手は、立憲民主党への宣戦布告だった。

 消費税廃止を目標に掲げ、野党間で「5%への減税」の共通政策で結べなかった場合、共闘せずにれいわ単独で100人~131人の候補者擁立を明言している山本氏。17日に第1弾となる7人の候補者を発表した。

 昨年の参院選に出馬した自然保護アナリストの辻村千尋氏(52)らチャーターメンバー4人に加え、元民主党の太田和美元衆院議員(40)や元K―1ファイターの田島剛氏(41)らの面々だ。

 それぞれ東京、千葉、埼玉の首都圏小選挙区からの出馬で、7選挙区中4つで立民公認で出馬を予定している候補のいる選挙区にぶつけてきた。事前の選挙区調整ができなければ、自公VS立民VSれいわのガチンコ対決の構図となる。

 山本氏が枝野氏に揺さぶりをかけたともいえるが、2人の関係には隙間風が吹いている。2017年衆院選の結党当時の枝野人気はとうに影を潜め、昨年の参院選では立民支持層の多くがれいわに流れた。枝野氏からすれば山本氏は目の上のたんこぶともいえる。

 山本氏も枝野氏には手厳しい。枝野氏が先日、自身が首相になったら消費税増税議論を凍結すると宣言したことに、山本氏は「上げる議論をしないという言葉自体がよく理解できない。下げる以外、方法はない」とバッサリだ。

 先月31日にれいわが発表した候補者擁立予定の100選挙区には枝野氏の地盤である埼玉5区も含まれ、山本氏自らが矛先を向ける観測も出てきた。

 山本氏は自身の選挙区については「選挙の前に判断したい」と“後出しジャンケン”で関心を集めたい構えで、枝野氏は枕を高くして寝られない日々となるのか…。