IR汚職の秋元議員が保釈直後に会見 離党後も“自民部屋”使用申請の厚顔

2020年02月15日 16時00分

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄罪で起訴された衆院議員秋元司被告(48)の“厚顔無恥”な姿勢に大ブーイングが起きている。秋元被告は、日本でのIR事業参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から、合計約760万円相当の賄賂を受け取ったとされる。東京地裁が今月10日に保釈を認め、秋元被告が保釈金3000万円を納付し、12日に保釈された。

 14日に東京・永田町の衆議院会館で会見を行った秋元被告は「賄賂を受け取ったことは一切ない」と無罪を主張し、公判で検察側と全面バトルする姿勢を示した。主要野党が求めている国会での証人喚問については「被告の立場なので当面は刑事裁判に専念したい」と拒否した。

 秋元被告はメディカルチェックを済ませた後、来月から政治活動を再開するという。また次期衆院選は、東京15区からの出馬を明言した。

 自民党を離党して現在は無所属となっている秋元被告は当初、会見を別の場所で行う予定だったが、離党したために変更を余儀なくされるハプニングに見舞われた。「秋元氏が会見で使いたかった同会館会議室は、自民党が管理する部屋でした。現在も同党の二階派に所属しているとはいえ、離党した秋元氏が使えるはずがありませんよ。それなのに同会議室の使用許可を要請するあたり、秋元氏のツラの皮の厚さが感じられましたね…」(同党関係者)

 また秋元被告が東京地検特捜部の調べに対し、全面否認したことに党内からは「裁判で争って勝てる見込みがあるのか」。同党議員は「秋元氏の出所直後の会見は、自民党内では『早すぎる』と慎重論が多かったです。まだ公判が始まってもいないのに無罪を勝ち取ったら復党すると宣言したのにも驚いた。秋元氏の姿勢は支持者に受け入れられない」と話している。