「無意味な質問」ヤジで辻元議員激怒 安倍首相“問題山積”で八つ当たりか

2020年02月13日 16時00分

 安倍晋三首相(65)が衆議院予算委員会で立憲民主党の辻元清美衆院議員(59)にヤジを飛ばした問題で、与野党の攻防が舞台裏で繰り広げられている。

 辻元氏は12日の同委員会で質問を終えて退席しようとした時に「意味のない質問だ」という声が響いたのを聞き「誰が言った?」と激怒した。

 議場内から「総理が言った!」と声が上がると審議が10分間ストップした。辻元氏は最後の質問で「タイは頭から腐る。上層部が腐敗すると残りもすぐに腐っていく。原因はタイの頭です。頭を替えるしかないんじゃないですか!?」と、新型コロナウイルス対策の遅れや「桜を見る会」問題などの不祥事が、トップの安倍首相に起因するものと厳しく批判していた。

 安倍首相は「(辻元氏は)罵詈雑言の連続だった。予算委は、質疑の場で一方的に罵る場ではない。これでは『無意味じゃないか』と申し上げた」と説明した。

 終了後、辻元氏は「国会は政府に対して批判したり問うたりすることが保障されている。それを『罵詈雑言だ』と思う総理は辞めた方がいい」と発言の撤回と謝罪を要求した。これに対し自民党議員は「安倍首相は、謝罪しない姿勢を示しています」。

 一方の野党は、安倍首相が辻元氏を攻撃した背景には、4月ごろに国賓として迎える習近平国家主席との日中首脳会談があると考えている。

 ある立民議員は「新型コロナウイルスのせいで、中国では来月上旬の全国人民代表大会が開かれるかさえ分かっていません。同大会で習氏が終息宣言を出すのは難しい。感染流行の終息を第一に考えますから(来日は)難しいのでは。安倍首相は実現させたいでしょうが首脳会談は、まず延期になるでしょう」と話している。

 問題山積のうえ、日中首脳会談も延期が濃厚では、安倍首相のイラ立ちもピークで、思わずヤジを飛ばしたくなった!?