立民・安住氏「朝刊6紙に赤ペン採点」の問題行動を平謝り

2020年02月05日 16時10分

安住氏が採点し、張り出された新聞記事

 国会内の立憲民主党などの衆院会派の控室ドアに4日、東京都内発行の朝刊6紙の政治記事が張り出され、各記事に蛍光ペンで個別に「すばらしい!」「くず 0点」などと書き込まれ、物議を醸す一幕があった。

 同党の安住淳国対委員長(58)は記者団に、自ら(採点を)記入し、掲示させたと認め「冗談のつもりで、感情の思うままに書いてしまった。反省している」と陳謝した。枝野幸男代表から「理性的に対応してほしい」と注意されたという。張り出されたのは、正午前で1時間足らずで剥がされた。

 紙面は主に3日の衆院予算委員会質疑を扱った内容。「桜を見る会」に関する安倍晋三首相の答弁を「ほころび」と評した毎日新聞や、朝日新聞、東京新聞の3社の記事には“花丸マーク”がつけられた。一方、読売新聞には「ギリギリセーフ」の文字。自民党の岸田文雄政調会長の質問を大きく取り上げた日本経済新聞の記事には「× 出入り禁止」と書かれ、産経新聞の記事は「論外」とされた。

 NHK記者出身の安住氏だけに独自の記事評価があるのだろうが、報道陣から「編集権への介入ではないか」と問われると「そんな大げさな話ではない。介入しようとは全然思っていない」と否定。「出入り禁止」の表現に関しては、野党質問の扱いが小さかったとして「そういう気持ちになるぐらい残念だったということで、取材はフルオープンだ」と釈明に追われた。

 本紙は昨報で「辻元清美氏の安倍首相追及に自民党側が猛反発 ネットでも批判噴出」と伝えた。ある政治記者は「我々は安住氏が(出入り禁止などの)取材規制をかけるのかと問題にした。安住氏が6紙を張り出した後、東スポ記事を見た立民議員が『東スポも出入り禁止か』とも言ってました。安住氏は辻元氏の後を受けて国対委員長になってから、古巣NHKの記者に偉ぶってプレッシャーをかけるなど評判が悪かった」と話した。

 自民党関係者は「安住氏は枝野代表が注意しなかったら、明日の記事(5日)でも採点したのではないか。我々は文句をつけたくなる記事も真摯に受け止めます。今回の安住氏の張り出しは、有権者が『野党が言論封殺しようとした』と疑う騒動ですよ」と問題視している。