英国議員団がEU議会で最後っ屁「後足で砂をかけるクズ」批判も

2020年02月01日 16時00分

 ついに欧州連合(EU)から離脱した英国の代表議員によるEU議会での最後の演説が「まるで後足で砂をかけるクズっぷり」と、ツイッターなどソーシャルメディアで話題になっている。

 英国のEU離脱(ブレグジット)協定案は29日(日本時間30日)に欧州議会で可決・成立したが、それに先立ち、これまで同国の離脱運動の旗振り役を務めてきたブレグジット党のナイジェル・ファラージ党首が、欧州議会で別れの演説を行った。

 ファラージ氏は、まず「(英国にとって離脱は)素晴らしい恩恵があります」と前置きし「もう財政貢献する必要がないし、欧州司法裁判所も関係ない。欧州漁業政策もなければ、見下した態度で話しかけられることもない。いじめられることもなくなり、全て言うことなしだ」とまくし立てた。

 続けて「グッバイ!」と満足げに言い放つと、ユニオンジャックの小旗を振り、後ろに着席していた英国議員団も満面の笑みで小旗を揺らした。

 ファラージ氏は議会に向かって「私たちの国旗の使用を止めたいでしょうが、さよならをするために旗を振るんです」と発言。

 するとマリード・マクギネス欧州議会副議長が「国旗を片付けていただけますか」と不規則行動をする英議員団を注意。それでも議員団が立ち上がったまま小旗を振り続けたため、マクギネス副議長は「旗を持って退席してください」と伝え、幕切れとなった。

 その後、再び招集された同議会で英国の離脱案が可決すると、欧州議会は英国を含む全ての議員が総立ちで「蛍の光」の原曲となったスコットランド民謡の「オールド・ラング・サイン」を大合唱。日本では卒業式の定番だが、欧米では年末や別れの際に用いられる。

 離脱により別れの歌として合唱したとされるが「実はEU側が、英国内でくすぶるスコットランドの独立をあおる意味を込めたイヤミだ」という、うがった見方もツイッターにあふれている。

 英国は47年間にわたり加盟してきたEUから31日午後11時(日本時間1日午前8時)に離脱した。