米では「#WWIII」がトレンド入り トランプ「弾劾裁判回避」の見方も

2020年01月09日 16時00分

トランプ大統領(ロイター)

 年明け早々、米軍によるイラン司令官暗殺により、米国では“第3次世界大戦”がツイッターのトレンドワードになっていたなか、イランが米軍基地へ弾道ミサイル攻撃したことでネット上はさらに過熱している。

 米外交専門誌「ナショナル・インタレスト」(電子版)は「第3次世界大戦は勃発する――そして徴兵も」と衝撃的な見出しの記事を掲載した。

 ワシントンを拠点に、現実主義的な立場の論調で知られる同誌は「すでにロシアと中国はイランとの海軍合同演習を実施。米軍とロシア軍はシリアで衝突するなか、ロシアは極超音速兵器の技術開発に成功したと発表した。状況がさらに緊迫するのは時間の問題で、戦いは始まる」と断定。さらに「米政府は暗雲垂れ込める未来に向けて、準備することが事態の進展を遅らせ、米軍の勝利につながる」と訴えた。

 一方、米国内のツイッターは米国時間2日のソレイマニ司令官殺害発表から翌日にかけ“第3次世界大戦”を表す「#(ハッシュタグ)WWIII」がトレンドワードになり、同ハッシュタグを使ったツイートは1日で192万回に上ったと米政治専門紙ザ・ヒルが報じた。若者たちの間では徴兵に関わるものが多く、核戦争をイメージした動画などが拡散している。

 また、CNNは同ハッシュタグに加え、1997年のコメディー映画「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」もトレンドワードになっていると報道。同作品は、選挙戦を控えた大統領のセックススキャンダルをもみ消すため、架空の戦争をでっち上げ、国民の目を向けさせようとするもみ消し屋を描いたもの。同作は当時のクリントン大統領とホワイトハウスのインターンだったモニカ・ルインスキーさんの“世紀の不倫騒動”が明るみに出る直前に公開された。

 同映画のタイトルがトレンド入りしたのは、今年再選を狙うトランプ米大統領が開始日程さえ決まらず、宙に浮いた自らの弾劾裁判をなし崩しにするため、戦争を始めるのではないかという臆測のツイートが「#ワグ・ザ・ドッグ」のハッシュタグで広まっているためだ。