秋元議員逮捕で小池知事の元参謀に注目 若狭弁護士に繰り上がり当選の目

2019年12月28日 16時00分

 秋元司衆院議員が収賄容疑で逮捕され、永田町では捜査の行方と辞職のタイミングに関心が集まっている。

 秋元容疑者の汚職事件はIR疑獄からパチンコ疑獄に広がるとの見方もあり、対象は与党にとどまらない可能性もある。安倍晋三首相は27日、BSテレ東の番組収録で、「副大臣を経験した現職国会議員が逮捕されたのは誠に遺憾だ」と話した。

 衆院の任期が残り2年を切っている中、当初は来年1月の通常国会冒頭解散、2月選挙が濃厚といわれていた。永田町関係者は「秋元氏の逮捕とほかの議員への家宅捜索で自民党へのダメージは大きい。桜を見る会との問題と合わせ、とても選挙を戦える状況にない」と解散は遠のいたとの見方が多数を占める。

 一方で焦点となるのは秋元容疑者の身の処し方だ。既に自民党を離党したが、疑惑の中身次第では、議員辞職を余儀なくされる事態もある。

「来年3月15日までに辞職ならば補選になる。すでに自民党の望月義夫氏が死去し、静岡4区は補選。秋元氏は徹底抗戦しているので、可能性は低いとはいえ、辞職すると面白い展開になってきます」(与党議員秘書)

 東京15区選出の秋元容疑者は長年、柿沢未途衆院議員と議席を争ってきた。前回は希望の党から出た柿沢氏が比例復活しており、補選となれば、議員辞職して、出馬する可能性が高い。すると希望の比例復活リストで繰り上がり当選になるのは、若狭勝元衆院議員になる。

 元東京地検特捜部副部長で、特捜と国会議員の実態に詳しい若狭氏はコメンテーターとして引っ張りダコになっている。

「若狭氏はテレビに出ている方が好きだと公言していて、今回は特捜事案で特需となっている。前回の衆院選で落選した際には政界引退を表明していたので、イスが回ってきてもいらないと言いだすかもしれませんね」(前同)

 若狭氏にとってはどちらに転んでも悪くない話になっている。