橋下氏 維新分裂し前原氏と新党結成も

2013年07月23日 11時00分

 日本維新の会の橋下徹共同代表(44)は参院選の結果を受けて、大阪市内のホテルに設けられた開票センターで会見を行った。


 橋下氏は維新でも、みんなの党でも民主党でもない新たな政党の必要性を訴えた。その新政党のキーマンは民主の前原誠司元代表(51)だという。


 橋下氏は開票結果について「勝ちではない。堂々と代表として誇れることではない」と素直に負けを認めた。しかし、そんな言葉と裏腹に暗いムードは一切なかった。


 維新関係者は「すでに新党結成に向けた流れになっていますからね」と明かす。橋下氏自身も「自民党に対抗できる勢力がしっかりできることが国のためになる。維新はステップ? もともと、そのつもりで日本維新の会を立ち上げた」と言い切った。


 新政党の顔ぶれも、ほぼ決まっているという。前出の関係者は「まず一番重要なのが前原さん。橋下さんとの関係も良好で連絡も頻繁に取り合っている。橋下さんとの合流に壁はない」と話す。京都で一定数の支持を持つ前原氏が加わる効果は大きい。維新は改選数2の兵庫選挙区で元朝日放送アナウンサーで新人の清水貴之氏(39)が民主の現職を破って議席を確保。改選数5の大阪でも維新の総務会長の東徹氏(46)が底力を見せトップ当選を果たした。


「前原さんが京都をまとめることができれば京阪神が盤石になる。そうなったら道州制などの国レベルの政策での発言力も大きくなる。それに民主党の代表を務めた前原さんが橋下さんが作ろうとしている新党に加われば新政党が対自民の勢力がまとまった一体感も出てくる」と理由を語った。


 そのほかにはみんなの江田憲司幹事長(57)らが参加する可能性が高いという。


 石原慎太郎共同代表(80)やアントニオ猪木氏(70)らとの分裂は、もはや既定路線といえる。大勝した自民党に対する抵抗勢力は橋下氏、前原氏を中心に誕生するのか。

ピックアップ