安倍首相「桜を見る会」の疑惑逃れ? イチロー氏に国民栄誉賞授与か

2019年11月28日 16時00分

過去3度受けた打診を辞退しているイチロー氏

 安倍晋三首相が、野党からの「桜を見る会」を巡る真相究明を逃れる目的で、メジャーリーグで大活躍したイチロー氏に「国民栄誉賞を授与するのではないか」という情報が永田町で流れている。

 安倍首相とイチロー氏は26日に首相官邸で2時間にわたって会食した。イチロー氏は過去に3度も国民栄誉賞を打診されたが、いずれも辞退している。

 自民党参院議員は「野党側は桜を見る会の問題を来年の通常国会でも追及する構えだが、この話題が持つかは疑問が残ります。安倍首相が年明け、イチロー氏に国民栄誉賞を授与すれば、話題がそっちに向きますよ。あとはイチロー氏が受けてくれるかどうかです」と明かす。

 日米野球界で数々の金字塔を打ち立てたイチロー氏の功績は、国民栄誉賞授与に値し、誰もが納得する。しかし野党側は「政治利用につなげるな」と怒りの声を上げている。

 桜を見る会に反社会的勢力の人物が出席したことは、安倍首相の“女房役”菅義偉官房長官も認めている。

 野党側は27日に行った追及本部の会合で、反社会的勢力が参加したことに内閣府や警察庁の担当者を呼んでヒアリングを実施。問題の早期幕引きを図る安倍内閣をけん制したが、手詰まり感も出てきている。

 野党議員は「菅氏は桜を見る会に来ていた反社勢力の人物とのツーショット写真の存在まで認めた。しかし、内閣府は今後、反社勢力が同会に出席したことについては、招待者名簿を廃棄したことを理由に調べない方針のようです。これでは真相を追及できない。そこへ安倍首相がイチロー氏へ国民栄誉賞を授与する流れになれば、こちらに話題が集中してしまう」と嘆いている。