菅原前経産相の刺客に元朝日記者 立民が次期衆院選東京9区に山岸一生氏を擁立

2019年11月06日 16時00分

山岸一生氏(左)と福山幹事長

“カニ・メロン”を巡る有権者買収疑惑で経産相を辞任した菅原一秀衆院議員(57)の次期衆院選東京9区(練馬区)に、立憲民主党(枝野幸男代表)が、元朝日新聞社記者の山岸一生氏(38)を擁立すると発表し、菅原氏が無職になる可能性が出てきた。

 国会内で5日、会見した立民の福山哲郎幹事長は当初、山岸氏を「身の丈」発言で大学入試英語試験への民間試験導入を断念するなど混乱を招いた萩生田光一文科相の東京24区に“刺客”として送り出そうとしていたが、この日行われた臨時の常任幹事会で菅原氏の選挙区に決まったとした。

 山岸氏は7月の参院選で東京選挙区(改選6)から党公認の目玉候補者として出馬し、約50万票を獲得したが、惜しくも次点で敗れている。

「練馬区に根をおろして挑戦します。練馬は、僕の好きなアニメの街でもある。自民党の古い政治を一蹴して、筋を通していきます」と意気込みを語った。

 菅原氏は、地元有力者の通夜で公設秘書が香典を渡した瞬間の写真を週刊誌で報じられ、経産相をスピード辞任して話題を集めた。公職選挙法は議員本人が持参しない限り、選挙区内で香典を渡すことを禁じている。

 山岸氏を迎え撃つ菅原氏は再選を果たせるか。

 政界関係者は「東京9区は同じ野党の国民民主党が、練馬区議を菅原氏の刺客として擁立しようとしています。今後、立民幹部は衆院選までに山岸氏を野党統一候補者として一本化できるかが、当選のカギになるでしょう」とみている。

 野党の選挙協力が実現すれば菅原氏は法相に続き、代議士の職もなくすことになりかねない。