安倍内閣ドミノ辞任…厳罰望む声も 疑惑行為に及んでしまう秘書の本音

2019年11月05日 16時00分

 今夏の参院選で当選した河井案里参院議員の選挙事務所が、ウグイス嬢に法定上限を超える日当を払っていた疑惑で、案里氏の夫だった河井克行氏が法相を辞任したのは周知の通り。永田町では厳罰を望む声が上がっている。選挙運動員の日当は1万5000円が上限。案里氏の事務所には3万円を払っていたという疑惑が持たれている。事実なら公職選挙法違反となる。河井氏は「私も妻もまったくあずかり知らない」と述べている。

 永田町関係者は「選挙中の活動は、朝8時から夜8時まである。1人のウグイス嬢でやるわけではないにしても、夏でも窓を開けて声を出し続けてとなると重労働です。日当1万5000円だと、正直なところ人が集まらない。法律が実態にあっていないんですよ」と明かした。

 そうはいっても違反は違反である。2017年には大分県佐伯市議選でウグイス嬢に法定上限を超える報酬を払ったとして公選法違反(買収)の疑いで佐伯市議が逮捕。13年の参院選でもある陣営がウグイス嬢に日当3万円を払ったとして逮捕者を出していた。

「3万円というのが実態にあっている」(前出の永田町関係者)という。だから河井夫妻に同情が集まっているかというとそうでもない。

「法定上限の日当を守っていない事務所はほかにもあるでしょう。この習慣を止めさせるにはちゃんと立件すべきです。バレなきゃOKどころかバレてもOKでは示しがつかない」(議員秘書)

 最近では秘書が選挙区内の支援者の通夜に香典を持って行ったことがトドメで菅原一秀前経産相も辞めている。香典にしてもウグイス嬢への日当にしても秘書やスタッフが止めないものなのか。

「よくそう言われますが、こういうことをやらされることで不満がたまっている。秘書は『捕まってしまえ』と思っているから止めないんです」(前出秘書)

 親分のためになんて時代じゃない。