河井法相も辞任…後任・森氏は大丈夫?安倍内閣「ブラック事務所」調査も

2019年11月01日 16時00分

 31日に法相を辞任した河井克行氏は、自身の贈答品疑惑と妻の案里参院議員の選挙運動に関わる疑惑が報じられ、責任をとる形で身を引いた。案里氏は7月の参院選広島選挙区で初当選した際、運動員に法定の倍額に当たる日当3万円を支払った公選法違反疑惑が持ち上がっている。

 河井氏は「今後、しっかり調査して説明責任を果たしてまいりたい」と釈明。案里氏も「(選挙活動中は)私自身が自分の選挙事務所に立ち寄ることもなかなかできなかったため、事務所運営や事務は、法令遵守の方針のもと、信頼できるスタッフの皆さまにお願いしてまいったところです」とコメントした。

 河井事務所がブラック事務所であることは、本紙昨報のように永田町では知られた話だ。

 永田町関係者は「秘書に厳しいブラック事務所の議員にスキャンダルが多いのは、不満をためた秘書が暴露するから。ブラック事務所からは怒鳴り声が聞こえるから議員会館でもすぐ分かる。一斉に調査して、ブラック事務所の議員はポストに就けないようにするべきだ」と指摘した。

 25日に辞任した菅原一秀前経産相の事務所もブラックだった。さらに、「このハゲー!」発言の豊田真由子元衆院議員も秘書に厳しかった。元秘書への傷害と暴行の容疑で書類送検された石崎徹衆院議員も同様だ。

 そんな中、安倍内閣を立て直すべく河井氏の後任法相に就いた森雅子元少子化対策担当相にも、党内から早くも不安の声が出始めている。自民党関係者は「森氏は、新人のころは『側近の秘書らを怒鳴り散らす』『威張る』と言われていた。今後、秘書へのパワハラ問題が公に出ないか心配されています」と話す。

 また、ある議員秘書は「最近注目しているのは自民党で政務官を務めたことのあるA議員です。秘書がトイレに行っている間に事務所に帰ってきて、部屋の鍵がかかっていることに激高して、その場で秘書に電話して怒鳴りつけていました。それが1回だけじゃない。危険な兆候です」と明かす。

 秘書は事務所のカネの話も握っているだけに粗末に扱うと痛い目に遭うのだ。