菅原経産相が蓮舫氏の疑惑追及にタジタジ 野党あきれ「クルクルジャパンじゃないか!」

2019年10月16日 16時00分

菅原一秀経産相

 菅原一秀経産相が、15日に開かれた参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫副代表から税金の無駄遣いを追及され、苦しい答弁を繰り返した。早くも大臣の資質を問う事態に発展している。

 この日の国会で菅原氏は、秘書給与ピンハネ疑惑に続いて十数年前に東京・練馬区の地元選挙区(衆院東京9区)内の有権者にメロンやカニなどを贈っていた疑惑について「議員会館と練馬の事務所を全て探したが、見当たらなかった」と答弁した。

 蓮舫氏は、菅原氏に経産省が関わるクールジャパン機構が一昨年にシンガポールのショッピングモールに官民ファンド50億円の出資を受けてオープンしたライブハウスが、今年すでに倒産したかについて質問した。

 菅原氏は「えー、確認します。ライブハウスはつぶれたわけじゃありません」と答弁。蓮舫氏は「知らないんですか。ライブハウスのホームページには、閉鎖したと記されています。日本の音楽を発信するにしても日本人アーティストの利用は7%ですよ。収益は一体いくらだったのか」と質問をたたみかけた。

「個別案件なので答える立場にない」と答弁した菅原氏に対し、野党席からは「クルクルジャパンじゃないか。税金を食い物にするな」と激しいやじが乱れ飛び、審議が一時ストップした。

 菅原氏は「クールジャパンは旧民主党政権にできた政策だ」と反論に出たが、蓮舫氏に「官民ファンドがスタートしたのは、安倍政権からじゃないですか。クールジャパンで海外からのインバウンドが本当にあるのか答えてください」と反論された。

 自民党内では安倍内閣の天敵である蓮舫氏からの質問に答弁する各大臣の技量が試されている。

 自民党関係者は「菅原氏は秘書へのパワハラ、秘書給与流用、贈答品疑惑などを否定したが、説明責任を果たしていません。有権者に対する信頼は地に落ちています。クールジャパン、関電問題の監督官庁を務める経産省トップとしての役割が理解できていません」と話した。