菅原経産相に関電追及できるのか 秘書給与ピンハネ疑惑に地元も失望

2019年10月10日 16時00分

地元に数多く貼られた菅原氏のポスター

 菅原一秀経産相(57)の秘書給与ピンハネ疑惑報道に対し、東京・練馬区の地元選挙区(衆院東京9区)の有権者から「失望した」と落胆の声が上がっている。

 10日発売「週刊文春」が菅原氏の秘書給与ピンハネ疑惑をはじめ、有権者の買収が疑われる贈答品リスト、政治資金規正法違反につながる恐れのある菅原事務所の裏帳簿など、菅原氏周辺の疑惑を元秘書やスタッフの証言を基に伝えた。

 菅原氏は9日、関西電力の役員らが多額の金品を受け取った問題で関電幹部が辞任するとの報道に所管大臣として「報道の内容は承知している」などと話したが、野党関係者は「自身に向けられた疑惑報道に関して説明してもらいたい」と今後、追及されそうだ。

 同誌によると、菅原氏の元秘書は、菅原氏から公設秘書にする代わりに、国からの給与40万円のうち10万円を事務所に寄付するよう要求されたことなどを告発した。

 自民党関係者によると、「自民党秘書会の間でも『菅原一秀事務所はブラック体質だ』といわれていた」とかねて悪評が立っていたと明かす。

 菅原氏は練馬区出身。ダンスボーカルグループ「TRF」のSAMとダンスチームを組んでいた過去は有名だ。2003年から衆院選で、6回当選を果たすなど地元では絶大な支持を集めている。

 だが、40代の地元有権者は「菅原氏は高齢者に人気がありますが、秘書たちが年末に地元有権者らに差し入れをしていたのは噂で知っていました。目立ちたがり屋のナルシシストという印象。ガッカリです」と吐き捨てた。

 野党が10日からの衆院予算委員会で、関電問題とこの疑惑報道について追及するのは必至。地元の50代女性有権者は「菅原氏には裏切られましたね。逃げずに説明責任を果たしてもらいたい」と強く要求している。