消費増税初日はトラブル続出 「スシロー」は来店客“ラッキー免税”

2019年10月02日 17時30分

スシローの一部店舗で支払いトラブルが起きた

 消費税率が8%から10%に引き上げられた1日、全国各地でトラブルが相次いだ。

 大阪市で地下鉄を運行する大阪メトロでは、24駅で計57台の発券機が正常に作動せずに、利用客9人が切符を購入できなかった。京成電鉄でも千葉県の一部の駅で、乗り越し精算機が消費税8%で計算した旧運賃のままとなっていた。

“フライング徴収”もあった。西武バス(埼玉県所沢市)は9月下旬、路線バスの車内で運賃を10円高く受け取るミスがあり、計43人から430円を過剰に受け取っていたことが判明した。

 コンビニ大手の「ミニストップ」ではシステム障害が発生。税率10%で売るべき商品を8%で販売してしまったり、逆に1円以上多く受け取ったケースが報告された。

 増税どころか免税になってしまったのは、人気回転ずしチェーンの「スシロー」。一部店舗で税金を徴収できないトラブルが発生したが、店は一時閉店せずに営業を続けた。スシローは「お客さまにご迷惑をおかけして申し訳ない」とし、この日の差額は請求しない。お客にとっては、お得な一日となったようだ。

 そんなドタバタのさなか、麻生太郎財務相は記者会見で「社会保障の安定財源を確保するというもので、極めて重要な意義がある」と強調。軽減税率をめぐっては「分かりづらい」との指摘も多いが「日本人の計算能力は極めて高い。(混乱は)ないと期待している」と述べた。

 これにはネット上で「計算するのは機械」「本人も理解してないだろ」とツッコミも…。

 安倍政権より前に消費増税した内閣はその後、退陣しているが、麻生氏は「(安倍政権は)2回上げても当分倒れそうにないだろ」と、ドヤ顔で宣言。与党関係者からは「おごりと思われかねない。しばらく過激な発言は慎んでもらいたい」という声も上がっている。

 増税の混乱は続きそうだ。