立民の“地味”党大会に批判続出

2019年10月01日 17時15分

 立憲民主党(枝野幸男代表)が30日に永田町の参議院議員会館講堂で開いた党大会に、所属議員から「地味すぎだ」と批判の声が上がっている。

 党大会といえば、自民党(安倍晋三総理総裁)は都内ホテルで衆参所属議員や党員、スポーツ選手などの来賓が参加して大々的に開催している。

 一方の立民は昨年、都内で従来と違う新しい党大会と称した“立憲フェス”を開催したが、今回は国会内にある講堂で、所属議員だけで小規模に終えた。「立憲フェスをやろうとしたんですが、会場が押さえられなかった。とても残念です。現在、開催をいつにするか検討していますが、具体的なスケジュールなどはまだ何も決まっていません」とは立民関係者。

 枝野氏はあいさつで次期衆院選に向けて政権交代への意欲を強調したが、肝心の党運営が揺らぎ始めている。

 立民議員は「党大会は党員サポーターたちの参加が見送られて、地味なものになった。今後いつ代表選挙が開かれるかも未定だ。枝野氏と幹部だけで党運営を決めて、党内の意見を聞こうとしない雰囲気があります。枝野執行部に不満を持つ議員は大勢います」。

 次期衆院選では「野党全体の選挙対策を主導していく」と宣言した枝野氏だが、衆参両院で立民との統一会派を組むことへの不満から、国民民主党の桜井充元財務副大臣がこの日、離党届を提出した。

「枝野氏は野党リーダーとしての求心力があるとは思えません」と国民民主党関係者は話す。

 今年7月に行われた参院選では比例代表から元「モーニング娘。」の市井紗耶香氏ら多くの著名人らを擁立したが、当選は元格闘家の須藤元気氏だけという散々な結果に終わっている。

「衆院選までに立民内の脱原発派の議員たちが、山本太郎氏が率いるれいわ新選組に行く可能性が十分にあります。立民が枝野氏の個人商店のままだと、浮動票が期待できる市井氏のような著名人が来なくなります」(前出の立民議員)

 枝野氏は今月3日で結党3年目を迎えるが、今後も厳しい舵取りが続きそうだ。