三原氏を徹底追及したかったのに…初入閣見送りを野党が一番残念がる

2019年09月12日 16時00分

三原じゅん子参院議員

 第4次安倍再改造内閣で自民党の三原じゅん子参院議員(54)の初入閣が見送られ、与野党女性議員から、失望と怒りの声が上がっている。

 三原氏は6月の参院本会議で、野党に対し「愚か者の所業。恥を知りなさい!!」と演説して話題を集めた。参院選の政見放送では安倍晋三首相と共演したことで、入閣間違いなしとみられていたが、女性閣僚は橋本聖子五輪相と高市早苗総務相の2人だけだった。

 自民党のある女性議員は「三原氏は党女性局長として大活躍でしたし、政務官の経歴はありませんが、本人も入閣に前向きだと聞いていた。改造内閣は小泉進次郎環境相の話題で一色。進次郎氏が大臣として育休を取れば社会の変化につながり意味を持つとは思いますが、女性閣僚を増やした方が安定した政権運営ができた。三原氏が入閣していれば、人気女優から大臣にまで上り詰めた女性政治家として国際的なニュースになっていた」と残念がった。

 一方、安倍政権とのバトルを鮮明にしたい立憲民主党と国民民主党の野党勢も肩透かしを食らった。「恥を知りなさい!!」と罵倒された恨みを晴らすべく、三原氏が大臣に就任したら、過去の言動や大臣資質などを徹底追及する構えだったからだ。

 立民の女性議員は「自民党は男尊女卑の体質のままだ」と肩を落としてこう話した。

「三原氏は参院厚生労働委員長を務めたので、厚労相に抜てきされると見ていたが、これでは追及できない。高揚感が湧きません。欧州連合(EU)の次期閣僚25人は男性13人、女性12人と均等にして11月から新体制をスタートするというのに安倍内閣は2人しか女性閣僚がいないとは…」

 もっとも三原氏が入閣していれば、与野党内からは「ひいきだ」と反感を買う結果となっていたところだが…。