柴山昌彦文科相の「ヤジ発言」に賛否

2019年08月28日 16時15分

 柴山昌彦文科相(53)の選挙応援演説中に飛ばされたヤジの対応をめぐって、立憲民主党の蓮舫副代表が柴山氏を断罪すれば、NHKから国民を守る党の立花孝志党首は完全擁護し、カンカンガクガクだ。

 騒動となったのは埼玉県知事選の投票前日だった24日。柴山氏は自公推薦のスポーツライター・青島健太氏(落選)の応援で、大宮駅前で演説を始めたところ、大学入試改革に反対する大学生が「柴山やめろー!」「民間試験撤廃」などと大声を上げ、警察によって移動させられた。

 柴山氏は27日の会見で「表現の自由は最大限保障されなければいけないのは当然だが、選挙活動の円滑、その自由も重要な権利。演説会には候補者、応援弁士の発言を聞きたいと集まっている。(大声での妨害は)権利として保障されているとはいえない」と警察の対応は問題ないとした。

 この発言にネット上では「表現の自由はないのか」「警察はやり過ぎ」との意見が噴出。蓮舫氏はツイッターで「私も何度も演説を遮られる声をもらいました。正直、痛いです。でも、その声を上げた人を『こんな人たち』と線引きをするのではなく、全ての国民のために政治はあります。柴山さん、間違ってます」と非難した。

 これに「蓮舫さんは、自分のことしか考えていない。柴山さんは間違っていませんよ」と返したのは立花氏だ。立花氏は演説を妨害された場合は、自ら私人逮捕も辞さないスタンスだ。

「選挙期間中の選挙運動と、それ以外の政治活動との違いを分かっていない。普段は言論の自由は保障されているから、ヤジを飛ばしてもいいが、数日間しかない選挙期間中は特別。演説を聞いている人の前で大声を出せば、妨害になる。放っておけばエスカレートするから未然に防ぐために排除するし、逮捕される可能性もある」と力説する。

 7月の参院選でも札幌での安倍首相の演説中にヤジを飛ばした聴衆が警察に排除され、是非が論じられた。今回は現役大臣の発言とあって、政権批判派は熱を帯びる一方だ。