N国党結党会見で立花氏明かす 来年の都知事選に軍団投入プラン

2019年08月14日 16時00分

結党会見した(左から)丸山氏、立花氏、上杉氏

「NHKから国民を守る党」が13日、党設立記者会見を開き、本紙既報通り、ジャーナリストの上杉隆氏を幹事長に起用する人事を発表した。正式に国政政党としてスタートを切った中、立花孝志党首は来年予定される都知事選への大量候補者投下作戦を明かした。この日は立花氏、上杉氏に加え丸山穂高衆院議員が出席。選挙対策委員長は幹事長の上杉氏が兼任し「公認権は幹事長に一任。ほかに役職はありません」(立花氏)と事実上、立花―上杉の2トップで党運営を切り盛りしていく。

 年内に衆院選がない場合、忙しくなるのは来夏の都知事選だ。2016年の都知事選には立花氏と上杉氏が出馬した。上杉氏は「国政選挙に出る予定はないが、首長選挙は意識がある。ただ、現職が出る選挙には出ない」と話し、小池百合子都知事が再選出馬しない場合のみ出馬する意向だ。

 情勢的には小池氏が再選出馬する可能性は高い。N国党では一時、作家の百田尚樹氏への推薦プランも浮上したが、立花氏は白紙になったといい、代わりに「それまでに衆院選が行われなかった場合は、衆院選に出馬を予定している候補者を一斉に出馬させたい」と打ち明けた。

 N国党は既に次期衆院選の比例ブロックの候補者に7人を内定しているが、今後増えるであろう候補者と合わせて、N国党公認候補として、都知事選にぶつけるというのだ。過去には自民党推薦の候補者が2人立ち、分裂選挙になったことがあるが、1つの政党から複数の候補者を出馬させるのは異例だ。

 首都決戦である都知事選は注目度が高く、政見放送もある。立花氏も3年前の都知事選で「NHKをぶっ壊す!」の政見放送で名を上げただけに「都知事選は衆院選に向けた絶好の予行演習になる」(立花氏)と300万円の供託金を出しても“広告宣伝費”ととらえれば、お釣りが出るという考えだ。

 都知事選の政見放送や選挙ポスターの掲示板はN国党でジャックされ、街中では「NHKをぶっ壊す!」が都内各所でこだますることになるのか。