国民との会派合流構想が難航の立民 戦略描くまとめ役不在を嘆く声

2019年08月07日 16時10分

会見する枝野代表

 立憲民主党と国民民主党が国会で同じ会派を組む構想が浮上しているものの、先が見通せない。

 立民の枝野幸男代表が衆院での会派合流を提案していたが、6日に国民民主党の玉木雄一郎代表が「参院でも」と逆提案。立民は態度を保留している。

 立民から会派合流を提案しておきながら、早くも交渉は暗礁に乗り上げてしまった。立民内ではまとめ役の不在を嘆く声が上がっている。

 特にやり玉に挙げられるのが、福山哲郎幹事長だ。立民関係者は「そもそもなぜ福山氏があの位置にいるのか。それは結党時に枝野氏のそばにいたからにすぎません。実績があるからではないのです」とかなり手厳しく批判し、手腕を疑っている。

 2017年、民進党と小池百合子東京都知事率いる希望の党の合流話が浮上。小池氏の排除発言ではじかれた枝野氏らでつくったのが立憲民主党だった。福山氏は当時から枝野氏のそばにいた。

 国民民主党との交渉をうまく運ぶには、戦略を立てられる参謀役が必要だ。

「“絵を描く”人が党内にいません。福山氏はもちろん、辻元清美氏も長妻昭氏も個人プレーは得意なものの、そういうタイプではありません。真面目な議員が多いのはいいのですが…」(前出の関係者)

 先日の参院選でもそうだった。「ある選挙区の新人候補が『自分のやり方でやりたい』と言って、こぎれいな選挙戦をしたのです。陣営で揃いのシャツを着るようなベタなことや積極的に握手しまくるのが嫌だったみたい。結果は落選です。役職持ちの国会議員も見てたのに、『泥くさくやれ』と注意しなかった」とはベテラン秘書。

 適宜アドバイスできる人がいれば結果は違ったかもしれない。

 先を見通してモノを言える剛腕タイプの人材がいれば、まとめられそうだが…。