【参院選】ネットで逆風の塩村文夏氏 時流を読む力に批判あったが…

2019年07月22日 16時25分

当確を喜ぶ塩村氏

 参院選の東京選挙区で立憲民主党から出馬した新人の塩村文夏氏(41)は21日午後8時の開票直後に当確。笑顔で都内の開票センターに入り、初の国会議員となる喜びを支持者らと万歳三唱で分かち合った。

 直前まで当落線上にいるとも報じられていたが、フタを開けてみれば余裕の勝利。「うれしかった。苦戦が伝えられていましたのでビックリした気持ちでいっぱい。みなさんに感謝している」と話す。

 セクハラやじで話題を呼んだ都議会議員を経て、2017年には衆院選に無所属で立候補するも落選。再度の挑戦が実を結んだが、これまでの活動におけるネガティブな要素が心配されていた。

 インターネット上には塩村氏が過去に出演したテレビ番組での発言がまとめられ、「落ちろ」という投稿も目立った。また、今年1月には所属していた国民民主党に離党届を提出して立憲民主党へ合流しようとするも、離党届の受理を拒否した国民民主党から「除籍処分」を下されるという出来事も。「世話になった国民民主党をバッサリと切り捨てる形で去ったことは不興を買っていました」と永田町関係者。

 だが、こうして国会議員バッジを手に入れただけでなく、国民民主党の惨敗という結果を見れば「時流を読む力があった」と受け入れられよう。

 選挙戦で手応えを得たのは「正直、最後の2日間」と語る。人の多いターミナル駅などでの遊説に途中から切り替える作戦で、有権者に雇用問題や働く女性の晩婚晩産について訴えてきた。

 爽やかなパンツスーツに身を包んだ美貌の塩村氏に握手されて、デレデレになるオジサン層の取り込みにも成功。非正規雇用者や、不妊治療をしている人が声をかけてきたという。「不妊治療は男性のほうが多かった」(塩村氏)。生活者が抱える問題の解決が期待されている。