【参院選】当選確実視 丸川珠代氏が挑む「都知事選査定」マッチ

2019年07月17日 16時00分

丸川氏(左)と三原氏の自民党きっての毒舌デュオ結成で小池氏も蹴散らす!?

 参院選(21日投開票)で東京選挙区(改選定数6)に自民党から出馬している丸川珠代氏(48)は、当選確実視されているが、問われるのはその中身だ。来夏に予定される都知事選への“査定選挙”ともいえ、小池百合子都知事(67)に挑戦する資格を得られるかが、注目されている。

 今回の参院選から、東京選挙区は改選定数が1増えた。さらに6年前の同選挙区で4位当選だった「れいわ新選組」の山本太郎代表(44)が比例代表に転出したため、約67万票が散り散りとなる。

 3期目をうかがう丸川氏は4年前に環境相、翌年には五輪相に就任し、実績・知名度ともに抜群。各世論調査でトップを走り、当選確実と見込まれている。

 それでも丸川氏は手を緩めることはない。連日、都内を東から西、北から南まで10か所近くをくまなく回るハードスケジュールで選挙戦を進めている。自民党では同選挙区に武見敬三氏(67)も出馬しているが、丸川氏は票のすみ分けなど関係ないとばかりに気合が入っている。

 選挙事情に詳しい永田町関係者は「丸川氏に課せられているのはトップ当選だけじゃありません。どれくらい票を取るかで、来年の都知事選への情勢と直結するので注目している」と分析している。

 小池都知事の任期は来年7月30日までで、東京五輪と重なる。都知事選を五輪前に行うか、特例法で前倒しか先送りも検討され、年内にも決定する方向だ。

「小池氏は自民党の二階俊博幹事長に取り入って、自民党推薦をもらう方向で動いている。一方、小池憎しの自民党東京都連は、勝てる独自候補をなんとか擁立し小池氏にぶつけたい。丸川氏はその有力候補で、参院選でどれだけ得票できるかで、絶好のシミュレーションになる」(同関係者)

 丸川氏は初当選時に約69万票で4位、前回は約106万票でトップ当選だった。目標となるのは2010年の参院選東京選挙区で蓮舫氏が得票した過去最多となる約171万票。記録更新となれば、堂々と小池氏の有力対抗馬に名乗りを上げることができる。

 逆に前回の得票数を下回ったり、丸川氏を猛追する共産党の吉良佳子氏(36)に首位の座を明け渡すようなことがあれば、その瞬間、都知事レースからは脱落することになる。

 16日に都内で行われた街頭演説会では、自民党女性局長の三原じゅん子参院議員の応援を受けた。丸川氏は「この愚か者めが!」、三原氏は「恥を知りなさい!」との“名言”で知られる党内きっての毒舌コンビで、迫力満点。聴衆から飛んできたヤジにも全く動じることはなかった。

 三原氏は議員としては後輩ながらも「これから先、丸川候補は女性議員のトップリーダーとして引っ張っていく存在。令和初めての国政選挙で何が何でも“圧倒的な勝利”をもたらしたい」と猛ゲキで、気勢を上げた。圧勝劇となれば、都知事選で小池氏に毒舌が炸裂することになるのか――。