山本太郎氏の“67万票”は誰の手に?

2019年07月16日 16時30分

「れいわ新選組」の山本太郎氏

 参院選(21日投開票)東京選挙区(改選6人)では、比例代表に転出した「れいわ新選組」の山本太郎氏が、前回の東京選挙区で獲得した“67万票”の行方に大きな注目が集まっている。

 東京選挙区は、全国最多の6議席を20人が争う大激戦区だ。選挙戦は連続トップ当選を目指す自民党の丸川珠代氏、共産党の吉良佳子氏、公明党の山口那津男氏の現職3人が先行。これに自民党の武見敬三氏、立憲民主党新人で元朝日新聞記者の山岸一生氏が続き、「日本維新の会」音喜多駿氏や「国民民主党」水野素子氏、れいわ新選組の野原善正氏が激しく追っている。

 野党関係者は「反自民票の浮動票である山本氏の66万6684票は当初、立民の候補者が取るものと見られていました。ところが、期日前投票の結果で共産党の吉良氏、れいわ新選組の野原氏に票が入っています。中盤情勢を伝えたメディアの中には、トップ当選は丸川氏でなく吉良氏だとするところもあり、先が読めない展開です」と話す。

 前回(2013年)トップ当選で堅調な選挙戦を続ける丸川氏は15日、東京都小金井市で本紙の取材に対し「(選挙活動中なので)取材はまた」と“山本票”に関心を示さなかった。

 当落線上で自民、立民候補者と“山本票”を争う音喜多氏は「浮動票の行き場がなくなったということです。(山本票を)取りに行きます。テレビに出演した影響なのか、有権者からは『支持します!』と声を掛けてもらっています」と語った。立民の山岸氏は、吉祥寺の街頭演説会で「取材力と質問力には自信がある。国会に送ってもらえたら、必ず政府に鋭く突っ込んでいきます」と訴えた。

 山本氏は「前回の参院選で僕を支持してくれた方々の票は、政策的にも共通点が多い共産党の吉良さんに行くのが妥当だと思います。でもれいわ新選組は、東京選挙区に創価学会員の野原氏が立候補し、山口氏とガチンコ勝負中ですので、今後の選挙戦で、僕の東京選挙区票が野原さんに行くようにしたい。僕らは勝ちに行っていますから」と意気込んでいる。