【参院選】“ドブ板の鬼”鈴木宗男氏もネット選参入

2019年07月13日 16時00分

鈴木宗男氏

 参院選で日本維新の会から比例代表で出馬している鈴木宗男氏(71)が、デジタルの波にもまれている。宗男氏といえば“ドブ板選挙の鬼”で、昭和アナログ世代のイメージも強いが、SNSを解禁し、ネットで話題となっている。

 宗男氏は今回の参院選を「最後の戦い」と、政治家生活の集大成と定めている。当選8回、キャリア25年を超えるが、意外にも全国区となる参院選比例代表での出馬は初。投票システムが複雑とあって「北海道から出ているから投票できないんでしょ、との問い合わせが多いが比例代表ですので、日本全国どこからでも投票できます」と説明に追われている。

 先月、食道がんの手術を行ったばかりだが、そんな様子はみじんも感じさせない。公示日に本州最東端の北方領土を望む納沙布岬で第一声を上げ、翌日には日本最西端の与那国島に移動。3日目は最北端の宗谷岬と、持ち前のフットワークの軽さは変わらず、北海道を中心に連日、車で500キロを走破する驚異のドブ板選を展開。期間中の移動距離は過去最高の2万キロを突破するのは確実だ。

 さらに初なのがツイッター。公示直前に自ら「むねおったー」なるキャラを演じ、つぶやきを開始。さすがに秘書が代打ちしているが、本人のつぶやきを忠実に再現している。党が違うため、直接の支援ができない娘の貴子衆院議員(自民)とのツイッター上の交流では父娘のほのぼのとした会話が繰り広げられ、情報発信にも余念がない。

 宗男氏の“心友”で歌手の松山千春(63)が14日に有楽町、銀座、渋谷で行う街頭演説会への参加が決定。千春は急性喉頭炎で一部コンサートが中止となり、選挙応援が危ぶまれていたが、宗男氏の最後の戦いに駆けつけないはずがない。ドブ板、ネット、千春の“三種の神器”をフル動員して、宗男氏は勝利をつかめるか。