“スピード復帰”丸山穂高議員 自民にアピールが狙いか

2019年06月26日 16時20分

 北方領土について「戦争でこの島を取り戻すのは賛成ですか、反対ですか」などと元島民に酔っ払ってからんだ丸山穂高衆院議員(35)が25日、内閣不信任案採決のために国会に姿を現した。5月24日に「2か月の休養が必要」との診断書を国会に提出していたが、1か月のスピード復帰となった。

 議員席に座った丸山氏は落ち着かない様子。一方でなぜか自民党にアピールした。同党の萩生田光一幹事長代行(55)の反対演説に何度もうなずき、採決の際は自民党議員らに向かって反対票であることを強調。日本維新の会を除名となり無所属になった今、巨大与党に接近したいというのか。大阪の自民党国会議員は「そんな話はありません」と拒否感を示した。

 それもそのはずである。丸山氏は戦争発言があった国後島へのビザなし訪問時に「おっぱい!おっぱい!」「女を買いたい」などと卑猥な発言もしていたとされる。衆院では糾弾決議が可決されたほどで、ワケあり議員を受け入れる自民党といえど“招かれざる客”なのだ。

 報道対応した丸山氏は体調が万全ではないとした上で「ブレずにしっかりと仕事をしていくことで任期を全うしたい」と改めて辞職を否定。武力で領土を取り戻すことは自身の政治思想かと聞かれると、「何度も申し上げているようにそれは一つの議論だと思う。私自身がそうだということではない」と持論を繰り返した。

 一方で野党批判も展開。「不信任案を出すか出さないかで野党はブレブレでした。解散総選挙があるのなら出さないという姿勢なら到底賛成できるものではない」と批判した。

 前出の自民党議員は「このタイミングで出てきて持論を述べるなら、雲隠れせずに公の場でその持論を言い続ければよかったのに」と丸山氏こそがブレていると指摘。人のことを言える立場じゃないのだ。